遺産のご寄付「遺贈寄付」
LEGACY DONATIONS

「遺贈寄付」で「遺児」を支えていく
遺児支援活動は約60年間におよび、延べ約11万人に対して高校・大学進学の夢を叶えてまいりました。こうしたあしなが育英会の活動資金は、全国から寄せられた皆様の善意により支えられております。
近年、格差拡大の問題がクローズアップされておりますが、遺児家庭を取り巻く経済環境は厳しさを増し、遺児が教育を受ける機会すらも危ぶまれる状況にあります。遺児たちの経済的な負担をできるだけ軽減し、希望すれば誰もが平等に教育を受けることのできる社会を実現することが必要です。
あしなが育英会では、遺児たちの「教育を受けたい」という切実な願いを何とか実現できるよう努力を続けておりますが、残念ながらすべての希望に応えきれていないのが現状です。
是非、みなさまのあたたかいご支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
あしなが育英会では、遺贈によるご寄付を受け賜わっております。
お電話、メールにてお気軽にご相談ください。
あしなが育英会への遺贈寄付の特徴
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1.少額寄付から受け賜わります
金額の大小に関わらず、おいくらからでも遺贈寄付を受け賜わっております。遺贈寄付というと大きな金額をイメージされる方が多いようですが、遺贈寄付に金額の決まりはありません。生前は生活を第一に考え、最期に残った財産の中から「10万円」や「金融資産の10分の1」等一部だけを遺贈される方もいらっしゃいます。ご無理のない範囲でご支援をご検討いただけますと幸いです。
2.現金以外の不動産寄付も受け賜わります
本会では現金だけでなく土地・家屋等の不動産、株式等の有価証券、貴金属、絵画等の動産の遺贈寄付も受け賜わっております。現金以外のものは原則として現金に換えさせていただいております。不動産は遺贈をお受けしたあと、所有権移転登記を経て売却させていただきます。もちろん遺言書にしたがって不動産の売却を遺言執行者様が行い、その換価代金を本会に寄付することもできます。なお、室内に残された家具家財等はあしなが育英会で処分させていただくこともできます。財産や遺言内容によってはお受けできない場合もございますのでまずは本会へご相談ください。
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3.包括遺贈も受け賜わります
包括遺贈とは、財産全体について配分の割合を指定し、相続財産の全部、または一定の割合を特定の人や団体に遺贈することを言います。たとえば、「遺言者は、遺言者の有する財産の全部を、あしなが育英会に包括して遺贈する」などのように書きます。財産や遺言書の内容によってはお受けできないこともございますので、詳細については本会にお問い合わせください。
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4.寄付の使いみちを選ぶことができます
本会への遺言による寄付は使いみちを選ぶことができます。「1.あしなが活動全般」「2.国内遺児の教育支援事業」「3.国内遺児の心のケア事業」「4.東日本大震災遺児の支援事業、」「5.海外遺児の教育支援事業」から指定していただくことができます。遺言による寄付の使いみちを限定したい場合、たとえば「遺児の奨学資金に役立てる」や、「遺児の心のケア事業のために役立てる」等のご希望を遺言書の付言事項に明記してください。
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あなたの遺贈寄付はこのように使われます
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01. あしなが育英会の活動全般
あしなが育英会は病気や災害、自死などで親を亡くした子どもたちや、親が障がいなどで十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体です。本寄付口へのご支援は、管理費、募金活動費、広報費、奨学金以外の教育事業費など、本会の活動全般を支える資金として大切に使わせていただきます。
本会は奨学金による支援に加えて、人材育成のための教育支援活動や学生寮「心塾」の運営、心のケアプログラム、アフリカ遺児支援なども行っています。こうした活動を通して、情報や機会へのアクセスが不足しがちな遺児家庭の子どもたちの学びと成長を支えています。 -
02. 国内遺児の奨学金
高校、大学・短大、専門学校、大学院などへの進学を希望する遺児学生および親が障がいなどで十分に働けない家庭の子どもを対象に、貸与と給付を組み合わせた奨学金制度を設けており、2021年8月現在8,163人を奨学生として支援しています。
厳しい境遇に置かれた遺児たちにとって、進学は夢に一歩近づくための大事なプロセスであると同時に、自分と家族が経済的困窮から脱却するための重要な武器にもなります。奨学金を通してそっと応援してくれるあしながさんの存在が、頑張る遺児たちの心を支えています。 -
03. 国内遺児の心のケア
病気、災害、自死(自殺)などにより親をなくすという死別を経験した子どもたちに、自分らしくいられる居場所を提供し、子どもたちの明日を応援するため、本会は、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに「レインボーハウス」という心のケアの拠点をつくりました。現在では神戸市、東京都日野市(2006年完成)にあるレインボーハウスでは、全国の遺児と保護者を対象に、遺児同士の交流会や保護者のサポートなど様々な心のケアプログラムを行っています。阪神・淡路大震災から26年、本会の「心のケア」のノウハウは全国に広がり活用されています。
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04. 東日本大震災遺児支援
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、多くの子どもたちが突然親をなくしました。本会では、発生直後に、東日本大震災で親を失った子どもたち2,083人へ返還不要の「特別一時金」給付を行いました。2014年には東北地域での心のケアの拠点として仙台市、石巻市、陸前高田市の計3か所に東北レインボーハウスを設立し、年代別に様々な心のケアプログラムを実施してきました。2021年現在、小学4年生から成人までを対象に「育ちや学び」の支援を継続し、特に社会へ旅立つ大学生世代のサポートを強化しています。また2021年2月には、子どもたちの10年間の歩みを綴った作文集『お空から、ちゃんと見ててね。』を㈱朝日新聞出版から発刊し、大きな反響を呼んでいます。
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05. アフリカ遺児の教育支援
あしながアフリカ遺児高等教育支援100年構想(100年構想)とは、サブサハラ・アフリカ地域49か国の各国から毎年1人ずつ優秀な遺児を選抜し、日本をはじめ世界の大学に留学する機会を提供することで、将来様々な分野で活躍し母国の発展を担うリーダーを育成しようという活動です。この活動で日米欧ブラジル等の世界有数の大学に留学する学生を100年構想生といい、2014年度採用の10名を皮切りに、2021年度までに250名以上が世界の大学へ入学しました。教育を通じて潜在能力を開花させ、アフリカの未来をつくり日本との懸け橋になる高い志をもったリーダー人材育成を目指します。
遺贈寄付に関するQ&A
一般財団法人あしなが育英会ではどのような寄付を受け付けていますか?
本、雑誌などの寄付は受け付けているのですか?
寄付金はどのように使われているのですか?
皆様からいただいた寄付金は上記の目的に沿って、病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が十分に働けない家庭の子どもたちへの「貸与型奨学金」ならびに「給付型奨学金」(平成30年4月からは貸与に上乗せして返還不要の給付も始まりました。)に充てるほか、遺児への教育指導と心のケアのための活動資金として使わせていただいております。
本会では、生活保護家庭でも親からの仕送りなしで、首都圏や関西圏の大学にも進学可能な学生寮「あしなが心塾」、「神戸レインボーハウス」を日野市と神戸市に設置、運営しております。塾生の負担は月額1万円だけで朝食と夕食を提供しております。塾生にはさまざまなカリキュラムを課して、「暖かい心・広い視野・行動力・国際性」を兼ね備えた、広く人類社会に貢献する人材の育成に努めております。
*一般財団法人あしなが育英会では遺贈に関して次の金融機関と協定を結んでおります。 遺贈寄付に関するご相談や遺言信託、遺言書作成等について本店または各支店において専門家のアドバイスを引き受けていただいております。
ご支援について
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