阪神淡路大震災から26年の神戸レインボーハウス
1995年1月17日の阪神淡路大震災から26年。神戸レインボーハウスでは、「当時0歳の子どもたちが20歳になるまで」を合言葉に、グループタイムやつどいなどで心のケアのサポートを行った。
1996年1月から「偲び話しあう会」を開催し、亡くなった方々の追悼と震災遺児家庭同士の分かち合いを続けた。子どもたちは全員成人し、2016年からは東北の津波遺児家庭と、「追悼と交流のつどい」を開催。2019年からは「想いを明日へつなぐ会」として、神戸の震災遺児家庭同士で亡くなった方や家族への想いなど、さまざまな気持ちを分かち合い、「これまで、そしてこれから」をゆっくり考える時間にした。
2021年は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言により「想いを明日へつなぐ会」を中止にしたため、震災遺児家庭からいただいたメッセージを紹介します。
「もうすぐ、あれから26年が経ちますね。この1年はコロナで大変な日々をみなさんも送られていたと思います。落ち着く日が来るまで、まだかかるとは思いますが、少しでも早く元の生活に戻れることを願いたいですね。寒い日が続きますが、みなさんも体調にお気をつけて、コロナに負けずにお互いに頑張りましょう」(震災遺児)
「震災の経験が風化しない様に若い方々に伝え続けていって欲しいと思います」(保護者)
NHK神戸で放送された「あの日を胸に」(あしなが育英会の原点を1分でまとめて頂いています)