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高校生が新たな旅路への一歩を踏み出すために|乗鞍のつどい

4年ぶりの開催となった「高校奨学生のつどい」。東海地方では、東海3県、北陸3県の奨学生を対象に、8月19日から22日(3泊4日)まで、国立乗鞍青少年交流の家(岐阜県高山市)で「乗鞍のつどい」が開催されました。

初めて顔を合わせる仲間たちと寝食をを共にし、それぞれの体験を共有し、「これまでの自分」と「将来どう生きるか」について考えた密度の濃い4日間。その中心で高校生たちを支え、学生スタッフとして活躍してくれたのは、あしなが大学奨学生を中心に組織される「あしなが学生募金事務局」のメンバーでした。

高校生の未来のため、本気で向き合った大学生の様子をご紹介します。

執筆者:東海エリア担当 松永 響

 


 

つどい初日。ほとんどの学生スタッフにとって、高校生を迎えるのは初めての体験でした。みんな緊張した様子でしたが、高校生が乗ったバスが到着すると、リーダーの顔に。高校生たちの緊張をほぐすように「こんにちは~」「初めまして~!」と明るい声で迎えていました。

 

今年の乗鞍のつどいには、高校生が68名、学生スタッフが24名、職員が6名の総勢98名が参加しました。

 

高校生たちは大学生リーダーが率いる8班に分かれ、班ごとにチームビルディングやカレー作りで仲を深めていきます。

 

班で協力して作ったカレーを手に持つ学生たち

「自分の未来地図でこれからの人生を歩んでいって欲しい!」

乗鞍のつどいで議長団(つどい全体の司会進行役)を務めたのは、あしなが学生募金事務局でコミュニケーションユニットをまとめている、長瀬百笑さんです。

 

つどいのメインプログラムである「My Life Story」と「My Life Plan」を担当した長瀬さん。高校生たちに取り組んでもらう前に、自身のライフストーリーと志を話してくれました。

 

「私の志は、子どもやその保護者が安心して暮らせるように笑顔あふれる社会をつくることです。私は昔、人前に出ることが苦手で、内気な性格でした。

 

母を亡くすという体験をして、周りの人の笑顔や、言葉に支えられて生きてきました。だからこそ、自分の名前のとおり、たくさん笑い、自分自身が笑顔で過ごすことで周りの人を笑顔にしたい、と今は思います。

 

このつどいを通して、たくさんの高校生と出会って、それぞれの悩みや志を知りました。最初は緊張していた高校生たちも、プログラムが進み、班タイムを持った後は、笑顔を見せてくれて、とても嬉しかったです。みんなが自分のこれまでとこれからついて真剣に考え、向き合っている姿に心を打たれました。

 

私も自信を持って自分の人生を歩んでいきます。みんなも、つどいを通して作り上げた自分の未来地図で、これからの人生を歩んでいってください」

 

自分のライフストーリーを話す長瀬さん

“自分たちは独りぼっちじゃないって知った”

最終日のメインイベントは、キャンプファイヤーでの、各班代表の高校生による渾身の決意表明です。

 

長瀬さんの心に残ったのは「自分たちは独りぼっちじゃないって知った」という言葉でした。自分自身が過去に参加者として感じた思いを、今回参加した高校生たちにも届けることができてよかったと言います。

 

 

キャンプファイヤーで決意表明をする長瀬さん

 

 

笑いあり、涙ありの最高のつどいを大学生たちが作り上げてくれました。

 

つどいで活躍した学生スタッフは10月の街頭募金に向けて準備を進めています。これからの活躍にも期待がかかります。


 

オンラインで本会会長玉井義臣も参加。学生たちは真剣に耳を傾けます。

 

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