【現地レポート】神奈川で3年ぶりの街頭募金を実施しました
5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。12月10日(土)には神奈川と東京で街頭募金が行われました。本記事では神奈川での募金の様子を報告します。

青葉台駅
5月に北海道と青森からスタートした募金リレー。ついに最終開催地である神奈川と東京に、たすきがまわってきました。神奈川県では横浜駅、青葉台駅、たまプラーザ駅、藤沢駅、大船駅、新百合ヶ丘駅、そして相模大野駅の計7か所で、約150人のあしなが奨学生やボランティアが、声を張り上げました。

たまプラーザ駅
藤沢駅での募金に立ったゆいなさんは大学4年生で、これが最後の活動でした。ゆいなさんは2020年度に学生募金事務局の神奈川ブロックマネージャーを、21年度に首都圏エリアマネージャーを務めました。中3のときにお父さんを脳腫瘍で亡くし、高校生の時から奨学金を受けてきたゆいなさん。「後輩遺児たちにも奨学金をつなぎたい」と意気込んでリーダーになった矢先に、新型コロナウイルスの流行が始まり、街頭に立つことができなくなりました。クラウドファウンディングや校内募金キャンペーンなど、街頭募金以外の活動にもチャレンジしてきましたが、やはり街頭で想いを届けたいという気持ちは強く、悔しさがにじむ3年間を過ごしてきました。
そんな苦悩の日々を過ごしてきただけに、3年ぶりの復活となったこの日の募金に懸ける想いは特別なものでした。他の誰よりも大きな声をだして、「お金がないという理由で、進学や夢を諦めてほしくありません」と訴える姿が印象的でした。

通行人に遺児の現状を伝え、支援を呼びかけるゆいなさん(藤沢駅構内で)
街頭に立ち声を上げたのは、あしなが奨学金を受ける大学生たちだけではありません。全国各地で多くのボランティアが街頭に立ち、遺児支援を呼びかけてくれました。
相模大野駅での募金には、相模女子大学高等部JRC部のみなさんが参加。13時から17時までの4時間、募金箱を持って呼びかけをしたり、通行人にリーフレットを配ったりしてくれました。
活動終了後には「初めての募金活動で、不安と緊張がありましたが、募金してくれる方や通った人から頑張ってくださいと声をかけて頂き、それがすごく嬉しくて、頑張ろうと思いました」、「遺児・障がい者家庭の子供たちのためにできることは身近にあるんだと実感しました。私も少しでも力になれたかと思うと、また参加したいと思いました」というような感想を寄せてくれました。

相模女子大学高等部のみなさん(相模大野駅で)

一日の活動が終わる最後の一瞬まで、心一つに支援を呼びかけた(相模大野駅で)
3年ぶりに復活した神奈川での「あしなが学生募金」。7か所合わせて718万1498円ものご寄付が集まりました。たくさんのご協力に心から感謝申し上げます。

新百合ヶ丘駅
また、神奈川での募金は下記の報道機関に取り上げられました。
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- 12月8日 タウンニュース(横浜市中・西区版)
- 12月8日 タウンニュース(さがみはら南区版)
- 12月8日 朝日新聞
- 12月9日 毎日新聞
- 12月9日 東京新聞
- 12月9日 かわさきエフエム
- 12月11日 神奈川新聞
- 12月11日 読売新聞
- 12月22日 タウンニュース(青葉区版)
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横浜駅

大船駅
神奈川での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在神奈川県内では332人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。
あなたの支援を必要としている子どもたちがいます。
あしなが育英会では、病気や災害、自死などで親を亡くした子どもや、障がいなどで親が働けない子どもを支えています。
これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。
遺児たちをそっと支援する「あしながさん」として、子どもたちを応援してくれませんか?