【現地レポート】埼玉で3年ぶりの街頭募金を実施しました

5月から12月まで、全国47都道府県を繋いで寄付を募る「あしなが学生募金 全国募金リレー」。12月3日（土）には埼玉県と千葉県で街頭募金が行われました。本記事では埼玉での募金の様子を報告します。

 

埼玉での街頭募金の実施は、コロナ禍前の2019年10月以来3年2ヶ月ぶり。浦和駅、川口駅、北朝霞・朝霞台駅、新越谷・南越谷駅、川越駅の5か所で、あしなが奨学金を受ける大学生や高校生を中心としたボランティア約100名が、大きな声で支援を呼びかけました。

 

 

 

 

お昼過ぎのことです。浦和駅東口で募金活動をしていると、80代の男性が声を掛けてくださいました。埼玉県で３年ぶりの街頭募金を実施していたこの日、朝に集合したときの気温は5度。スタッフにも疲れが見えていたときです。
「コロナや物価上昇で本当に大変だと思いますが、夢に向かって頑張ってください！」。普段から継続的に寄付をしてくださっているあしながさんでした。「（あしなが育英会の）機関紙を読んできました。皆さんの頑張る姿を見たかった、直接メッセージを伝えたくてきました」と励ましてくださいました。

 

 

 

その１時間後、呼び掛けを続けていると若い女性が、募金に協力していただけました。数分後、戻られた女性の手には大きなバラの花束がありました。「応援しています」と声を掛けていただいた奨学生は、初めての募金。目に涙を浮かべて喜んでいました。

 

 

 

大学４年生として最後の募金だった響さん（トップ画像中央）は、「私自身が進学できたのはあしながさんの存在があったからです。そんなあしながさんに直接支援を頂いたり、応援の言葉を頂いて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そしてもっと頑張ろう。期待に応えたいと思うことが出来ました。そして私自身は受けた恩を社会に対して返していきたいと思います。この学生生活で得た経験を十分に発揮して活躍できる人材になりたいと思います」と話していました。

 

 

 

埼玉県内5か所での募金では、348万6984円のご寄付が集まりました。ご協力をいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

また、埼玉での募金は下記の報道機関に取り上げられました。

• • • 12/1 埼玉新聞
    • 12/1 毎日新聞
    • 12/1 ラジオ川越
    • 12/4 埼玉新聞

 

 

埼玉での街頭募金は終了しましたが、ご寄付は引き続き募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在埼玉県内では308人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。