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コロナ禍における小中学生遺児の保護者アンケート結果

お知らせ 2020.12.03

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、これまでレインボーハウスで継続的に実施してきたプログラムが3月以降全て中止となった。プログラムの再開が見通せない状況の中でもできるサポートを模索するため、6月上旬に神戸・東京・東北レインボーハウスに登録している遺児世帯へ郵送によるアンケートを実施した。子ども852人、保護者1212人に届けたところ、子ども187人、保護者290人の回答を頂いた。

 結果を見ると、生活環境について7割近くの方が何らかのネガティブな変化を余儀なくされ、中でも子どもの学習面と精神面に関する回答が多かった。これまで、遺児家庭の生活の困難さは、経済的側面について語られることが多かったが、他にも様々な課題があることが本アンケートで浮き彫りになった。

 学習面については、6割以上の家庭が子どもの学習面に不安を感じており、最もサポートを必要としている。学校はコロナ禍で多くの課題・宿題を出したが、それらは家庭学習として求められている。保護者の方の回答では《学校での学習も家庭でみるようになり、学習面の責任を1人で負わなければならない》という切実な声も聞こえ、遺児家庭の保護者に平常時以上の負担がもたらされている。

 精神面については《自分がコロナに感染したら、子のめんどうは誰がみるのだろう?と思うと心配です》《不安な気持ちを子には言わないようにしているが、吐露する相手(夫)もいなく、一人で抱えることが多くなった》といった不安や切実な思いは共通のものだと思われ、それらを一人で抱えざるを得ない状況が垣間見えた。

一方で、「気にかけていただけて感謝している」「一人じゃないんだと思えた」と安心してくださる方々もたくさんいらっしゃった。レインボーハウスは、たとえ会えなくとも「ひとりじゃない」と感じ、子ども達や保護者の方々と一緒に歩む可能性のある存在であると、さまざまな声によって再確認できた。次へ歩みをすすめたい。

 

詳細なアンケート結果はこちらをクリック

 

あしなが育英会では、親をなくした子どもたちおよびその保護者の方々をサポートするためにクラウドファンディングを実施中です。

子どもたちと関わる上で、レインボーハウスが大切にしていることをまとめておりますので、関心のある方は是非ご覧ください。



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