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【11/30記者発表】コロナ禍で困窮する全奨学生7,612人に〈年越し緊急支援金〉を給付

お知らせ 2020.11.30

今秋実施した遺児家庭へのコロナ禍の影響調査をもとに、遺児1人当たり20万円の緊急支援を決定しました

一般財団法人あしなが育英会は、長引くコロナ禍における遺児家庭の実態を把握するため、10 月 23 日から 11 月5日にかけて本会の高校・大学奨学生全員とその保護者(計11,789人)を対象にオンライン調査を実施し、調査結果と本会の新たな支援策を11月30日に記者発表いたしました。

 

記者発表には、あしなが育英会会長・玉井義臣のほか、あしなが奨学生であり、あしなが学生募金事務局長の岡本蓮さん(大手前大学3年)、首都圏エリア代表の小川康伸さん(立教大学2年)と、遺児のお母さん2名が出席しました。 

 

“今秋も学生募金ができず、僕たち遺児の想いをみなさんに伝える機会が失われて、本当に悔しいです。こんな状況でも、学びのチャンスを後輩に繋ぐために、校内・社内募金やネット募金の呼びかけを続けるので、どうか応援してください(岡本さん)”

 

“コロナで求人数が減り、仕事の内容も厳しくなって…今の職場は前職より9万円給料が下がりますが、『無収入よりは』と思って決めました。夫と死別して、子どもと一緒になんとかやってきたところに、コロナはきついです(お母さん)”

 

 

あしなが学生募金事務局長

 

アンケートの自由記述欄には、コロナ禍での高校奨学生、大学奨学生、保護者からの悲痛な現実を訴える声が溢れていました。その一部をご紹介します。 

【奨学生と保護者 6,241 人からのアンケート調査自由記述より】

◇保護者

  • 農家から破棄する野菜をもらい、腐っていないところを探して食べました
  • 友達もできず、トラブル続きのオンライン授業に絶望する子どもを支えられません
  • 疲れ切って、食事もしっかり取れず睡眠も十分取れず痩せていく子を支えたいと思いながら、出来る事はあまりない

◇高校奨学生

  • 進学する為のお金をアルバイトで稼げない。また、家計を助ける事も出来なくて、お腹空いている
  • 困っている事が多すぎてヤバい。パニック発作で死にたくなる

大学奨学生

  • 現金がなく、クレジットカードを使ってお金を前借りしてしまい翌月、クレジットカードの支払いでまた現金がなくなるというループになっている。服や食べ物が買えず、1日食べない日があったり少ない服を何度も着回しをしたりしている。
  • 進学できていることはとても嬉しく思っていますが、卒業できなかったらなんの意味もなく親に負担をかけただけという結果になります。アルバイトで得られる金額も減り、このままでは退学という道を選ばざるを得ません。

調査結果:数値から見えたコロナ禍での遺児家庭の窮状

今回の調査は、あしなが育英会の奨学生計6,243名(全ての大学生2,544名と全ての高校生3,699名)とその保護者5,546名の計11,789名を対象として実施し、6,241名から回答がありました。有効回答率は52.9%と非常に高く、遺児奨学生と保護者たちが置かれている極めて厳しい状況をあらわす結果となっています。

 

また数値データからは以下の状況が明らかになりました。

【保護者 2,877 人によるアンケート回答結果より】

  • およそ1/3の遺児世帯が「コロナ禍によって収入減に見舞われた」と回答。
  • 政府からの特別定額給付金は、約7割の世帯で生活費に、約4割の世帯で学費に充当。
  • 仕事にかかわる変化・心配事でもっとも大きなものは、「コロナの影響による勤務時間の減少」と「それに伴う収入減」。「転職しようにも年齢的に難しい」とする保護者も多い。
  • 今感じている不安・悩みについては、「子ども(受験・進学・就職)」「生活」「仕事」に関することと共に「新型コロナ感染症への感染への不安」が多くあがっている。感染リスクの高い環境にある保護者が多いことに加え、ひとり親はあとに残される子どもについて心配する声が大きい。また多くの保護者が、いつコロナが収束するのかといった「先の見えなさに対する不安」を感じている。

今、遺児家庭に必要な支援は「生活のための現金給付」 

今回の調査結果から見えてきたのは、遺児家庭が経済的にすでに限界に近い状態にあり、精神的にも追い詰められているという現実です。

 

4月の「遺児の生活と教育のための緊急支援」の際には、総額 10 億円という大きな金額を捻出するために、本会は奨学金積立資金を取り崩す覚悟で臨みました。その後、数々のマスコミ報道のお陰でご支援者の個人・法人の方々から、予想を超える多くのご支援をいただきました。おかげさまで今年度予定している奨学金を全ての奨学生に問題なく届けることができます。改めまして、役職員一同、心より御礼申し上げます。

 

しかしながら、今現在も続くコロナ禍の影響は想定以上に大きく、「あしなが学生募金」街頭活動は春に続き、秋のキャンペーンも中止となってしまいました。同時に、遺児家庭の状況はますます厳しいものになっています。私たちあしなが育英会は、目の前で生命の危機すら感じている遺児と遺児家庭を放っておくことはできません。

 

そこで本会は、遺児とその家族を守るため、全奨学生約 7,600 人(高校・専門学校・短大・大学・大学院)を対象に、「年越しの緊急支援金」として、ひとり20 万円の給付(返還不要)を行うことを決定いたしました。

 

    1. 予算:20 万円×約 7,600 名 (総額約 15 億 2,000 万円) 
    2. 送金:登録済口座への振込み
    3. 時期:2020 年 12 月中着金

 

また、今回のアンケート調査では、多くの保護者から「相談相手がいない」「気分が落ち込んでいる」などの訴えがありました。経済的な問題に加え、コロナ禍で人との関わりが難しくなり、孤立状態の中で精神的な悩みが深まっています。

そこで、12 月19 日(土)と 20 日(日)の両日、午前 11 時より午後 6 時の間、あしなが育英会内に電話相談窓口を設け、「心の年越しホットライン(緊急保護者電話相談)」を実施することにいたしました。

 

こうした支援策に伴い、本会では大規模なオンライン募金キャンペーンを実施いたします。 
 
遺児と保護者の命と生活を守るため、そして束の間であっても遺児家庭が心安らかに新たな年を迎えられるよう、今一度、みなさまからの一層のご支援をお願い申し上げます。 

ご支援方法

  • 寄付する

以下の方法でご寄付いただけます。

〈郵便振替〉
ゆうちょ銀行:00180-0-15595
加入者名:あしなが育英会あしながさん奨学金係

 

〈クレジットカード/Yahoo!ネット募金/ソフトバンクつながる募金など〉 
クレジットカード、Tポイントやモバイルキャリア決済などでのご寄付を希望する方は、
こちらのページをご覧ください。
また郵便振替票の郵送やコンビニ払いをご希望される方も上のリンク先からお申込み
いただけます。

ご寄付についてのお問い合わせは、フリーダイヤルまたは問合せフォームでもお受けしております。
フリーダイヤル: 0120-916602   問合せフォーム:こちら

 

  • 学生たちによるオンライン募金キャンペーンを応援する

あしなが学生募金の街頭活動中止をうけ、あしなが育英会とあしなが学生募金では2020年11月1日から2021年2月8日までの100日間、オンライン募金キャンペーンを実施しております。
約50名の学生たちが自らクラウドファンディングサイト「GoodMorning」でプロジェクトページを公開し、通常であれば街頭でみなさまにお届けしたい「遺児と遺児家庭の声」や「ご支援者のみなさまへの感謝の想い」をそれぞれの言葉で語っています。
「あしながグローバル100チャレンジ」の特設サイト上で応援したい学生のプロジェクトを選び、彼らの「声」に耳を傾けていただくとともに、ご寄付などのご支援をお願いします!

 

「あしながグローバル100チャレンジ」の特設サイトはこちら「あしながグローバル100チャレンジ」に関する概要はこちら

調査概要

「コロナの影響調査」概要

  • 調査名称 長引くコロナの影響 インターネット調査
  • 調査対象 あしなが育英会奨学生計6243人(高校生3699人、大学生2544人)、保護者5,546人
  • 有効回答数 6241
  • 有効回答率 52.9%
  • 調査時期 2020年10月23日〜11月5日
  • 調査方法 Web調査(郵送で調査を依頼し、Web上の画面から回答)

 

2020年遺児家庭実態調査

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