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【ひと】山口での街頭募金の復活に向けて

2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。第14週目となる10月29日(土)には山口、徳島、高知の3県で実施されます。

今回は山口での募金の復活に向けて奮闘する、大学奨学生のうーくんさんを紹介します。

 

うーくんさんは生まれも育ちも山口県周南市。管理栄養士になることを目指し、広島県内の大学に通う2年生です。今の学びがあらゆる人の健康に関わることを意識して、実験などに主体的に参加すること心がけているそうです。管理栄養士を志した背景には、父の闘病という経験がありました。うーくんさんが小学5年生の時に父親がバセドウ病とバセドウ眼症を発症。投薬や栄養療法が必要になりました。父の通院に付き添い、栄養指導を受けた際に「管理栄養士」という仕事を知り、目指すようになりました。

 

しかしうーくんさんの前に立ちはだかったのがお金の問題でした。母親は統合失調症を患っており、両親の高額な医療費が家計を圧迫していたのです。一度は大学進学、つまり管理栄養士になるという夢を諦め、就職をしようとしたうーくんさんでしたが、高校の先生があしなが奨学金のことを教えてくれ、大学進学を諦めずにすみました。

 

 

大学で実験に取り組むうーくんさん

 

 

 

あしなが学生募金事務局の一員になったのは、大学1年生の5月のこと。かつての自分と同じ様に、経済的な理由で進学を諦めようとしている子どもたちの力になりたいと思い、入局を決意しました。これまでは高校への校内募金の実施依頼の電話掛けなどの活動に取り組み、今年からは学生募金事務局山口ブロックのヒューマンリソースユニット(局員募集や育成を担う部門)のリーダーになり、局員一人ひとりが責任を持って活動に取り組めるよう努力を重ねています。

 

 

昨年12月には、全国12都市と限定的ではあるが街頭募金を実施。うーくんさん(写真)は広島市での募金に参加した。

 

 

山口県でもコロナ禍のため、2019年10月を最後に、街頭募金を実施できていません。遺児たちの未来の為には街頭募金の本格復活が急務と、うーくんさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。

「私たちが今勉強できているのは、募金をしてくださる方々がいるからです。「頑張るぞ!」という気力にもつながっています。山口の皆さん、遺児たちのためにご協力をよろしくお願いいたします!」とうーくんさんは力強く語ってくれました。

 

 

コロナ禍前の新山口駅での街頭募金(2019年5月)

 

 

山口での募金は10月29日(土)に、新山口駅と下関駅で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。

また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在山口県内では79人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。

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