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「ブックデー」を仙台レインボーハウスで開催しました

夏休みが始まる7月25日、仙台レインボーハウスではブックデーを開催しました。

 

 

この日は体を動かす遊びはお休みにして、読書や宿題をするなど、落ち着いた雰囲気のなかで自由に過ごしました。感染に気をつけながらも、レインボーハウスが心を休められる図書館やカフェの代わりとなって欲しい、そんな願いを込めた新しい試みでした。

 

 

大学生と高校生の姉妹は、それぞれレポートや自主学習に取り組みつつ、時折周りの人とおしゃべりをして、思い思いに過ごしていました。

この日は偶然に、不登校を経験した子どもたちが集まりました。学校に行けず悩む中学生の話に耳を傾けながら、高校生や大学生が当時について話す様子をファシリテーターが優しく見守っていました。カフェで仲間と過ごしているような、のんびりとした時間が流れていました。

課題をする姉妹

 

 

食堂では母娘の読書タイム。少し距離をとって座り、家から持ってきた本を読み進めていました。母親は家では他の事に目がいってしまい、本を読む時間を作れず、借りていた本がやっと読めたと嬉しそうでした。

読書をする母娘

 

 

他の部屋では「家ではできないから」と母親が毛糸でコースターを編んでいました。電話口で「一人でゆっくり手芸する時間が欲しい」と話していた希望が、1年経ってようやく叶いました。

 

読書含め、好きな時間を送ることは、穏やかな流れを作りだします。感想用紙には「とても充たされた日となりました」「ゆっくりできて、落ち着いた気持ち」などの言葉が並びました。子どもたちや保護者には気持ちを和ませられる時間のなかでセルフケア(自分自身のケア)をしながら過ごし、本の世界では、自由に旅に出かけて欲しいと願います。

投稿者

山下 高文

東日本大震災から約1年後の2012年に入局。入局前から、学生ボランティアとして死別体験をもつ子どもたちを支えるグリーフサポートプログラムに関わる。 現在は、職員としてプログラムの企画・運営・進行を行っている。

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