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レインボーハウスの活動状況

 

 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、活動を休止していました。各レインボーハウスでの活動状況をお伝えいたします。

 地域によって感染状況と、それに伴い活動状況が異なりますが、専門家の先生にご指導いただき「感染防止ガイドライン」作成し、感染防止意識を共有しながら現在は活動しております。今後はレインボーハウスでの開催に加えて、オンラインでの開催も加えて活動してまいります。

新型コロナウイルス感染メカニズム「感染しないために大切なこと」

あしなが心塾レインボーハウス(東京)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今年の2月の「全国小中学生のつどい」(小学1年生~中学3年生対象の2泊3日の宿泊プログラム)以降、対面でのプログラムを休止しています。東京都は全国のなかでも特に感染状況が落ち着かないため、オンラインでのプログラムに力を入れています。

 6月21日(日)に、3月の「全国小中学生のつどい」に中学生活最後の参加となる予定だった中学3年生(現在高校1年生)を対象に、初めてのオンライン交流会を開催。北は宮城県から南は鹿児島県まで、全国各地から子どもやファシリテーターが参加しました。11月1日(日)に開催されたオンライン交流会では、対象の年齢層を広げ、子どもと保護者の交流の時間をそれぞれ持ちました。

 現在は対面でのプログラムの再開を見計らっているものの、なかなか目途が立たない状況です。今後も様々な手段を駆使しながら、子どもや保護者のみなさんの「心の居場所」と感じてもらえるように活動を続けていきます。

仙台レインボーハウスからオンラインプログラムに参加する様子

神戸レインボーハウス

 今年2月のプログラム開催以降、約7カ月の間プログラムを開催休止いたしました。 緊急事態宣言解除以降、いつものように直接対面で会うことは叶いませんでしたが、遺児家庭への定期便である「レインボーしんぶん」の送付や、電話やメールを通して、遺児家庭の方々が孤立しないよう繋がりを持ち続けました。その後、兵庫県の警戒基準が緩和されたことにより、プログラム開催基準や感染防止ガイドラインに基づき、9月21日(月・祝)に「ミニミニ開放日」という日帰りでのプログラムを開催いたしました。時間や人数を制限した上での開催ではありましたが、レインボーハウスに子どもたちが元気に走り回る足音や保護者の笑い声が戻りました。10月には、神戸大学馬術部ご協力のもと乗馬体験や馬の飼いつけなどを行う野外でのプログラムやハロウィンの仮装を楽しむプログラムなどを開催し、子どもたちと一緒に秋を過ごすことができました。

 11月は再び感染が拡大したことでプログラムを開催出来ませんでしたが、子どもたちの心や育ちを守り、保護者の孤立を避けるため、今後は安心安全な環境のもとプログラムを開催していきたいと思っています。

かいほう日で遊ぶ様子

仙台レインボーハウス

 今年2月に開催した「仙台ワンデイプログラム」以降、プログラムの開催を一時見合わせていました。その間、プログラム再開に向けた感染対策の整理を進め、7月に「仙台かいほう日」という形でプログラムを再開し始めました。普段のワンデイプログラムと比べ規模を縮小(短時間、少人数)した形での開催ではありましたが、数か月ぶりにレインボーハウスに子どもたちの元気な声が戻ってきました。

 その後、9月にも同様の形でプログラムを開催、10月からは参加人数の制限等を設けながらも、ほぼ通常通りの「仙台ワンデイプログラム」が再開となりました。

 今後も感染者数の推移や地域の状況を考慮しながら、定期的にプログラムを開催していければと考えています。

はじまりの会で感染防止の説明をする様子

石巻レインボーハウス

 今年3月からプログラムを中止していましたが、11月3日(火・祝日)に「かいほう日」としてプログラムを再開しました。参加者は普段参加して頂いているご家庭と、石巻在住のファシリテーター、石巻担当職員に限定し、時間を2時間に短縮しておこないました。学校では走り回ることを制限されている子ども達は、学校とは違った元気な姿を見せてくれました。

 また、11月28日(土)に、金沢美術工芸大学(以下:金沢美大)と三谷産業株式会社とコラボの工作教室が開催されました。昨年までは金沢美大の学生が石巻レインボーハウスを訪れ、直接作り方をご指導頂いていましたが、今年はコロナ禍のため、事前に金沢美大さんから送られてきた工作キットを使い、石巻レインボーハウスと金沢美大をオンラインで中継しながら作り方を教えて頂きました。

 今後については12月6日(日)に石巻クリスマス会を予定しております。県内ではコロナの感染者も少し増えている状況ですが、子ども達の「レインボーハウスに行きたい!」という気持ちを大切にしながら、感染対策を十分におこない準備を進めて参ります。

陸前高田レインボーハウス

 今年2月に行った「ワンデイプログラム」(出張型プログラム)以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響でプログラム開催をお休みしていました。

 岩手県は全国的にも感染者数が少ないため、プログラムの再開の判断にとても悩みました。まずは11月22日(日)に参加人数を限定した「陸前高田かいほう日」を行いました。今後は、新型コロナウイルスの感染状況を見つつ感染防止対策を行った上で、2021年1月以降参加人数や地域を検討しながら「ワンデイプログラム」の開催に向けて準備しています。

 

投稿者

山下 高文

東日本大震災から約1年後の2012年に入局。入局前から、学生ボランティアとして死別体験をもつ子どもたちを支えるグリーフサポートプログラムに関わる。 現在は、職員としてプログラムの企画・運営・進行を行っている。

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