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レインボーハウスのクリスマス

レインボーハウスでは、今年もクリスマスプログラムを開催しました。

クリスマスや年末年始など、イベントごとが続く時期は家族を意識させ、死別によるグリーフ(心と身体のさまざまな反応)を実感しやすくなります。

「お父さんが亡くなってはじめてのクリスマス、どう過ごしたらいいのかな」「クリスマスの準備が辛い」など、さまざまな声が届きます。

クリスマスプログラムは、参加者同士が同じ時間を過ごし、ありのままに思いを表現することができる大切なプログラムです。

毎年多くの子どもたちが楽しみにしている、レインボーハウスのクリスマス。

各地の様子をご紹介します。

 

神戸レインボーハウス

 

昨年度に引き続き、今年も「レインボーのクリスマス」を12月4日(日)、18日(日)と2回開催。

コロナ禍前のように大人数で開催というわけにはいきませんが、寒空の下、両日とも定員一杯の子どもたちが装飾されたレインボーハウスにつどいました。

グループにわかれたクイズリレーでは子どもと保護者が入り混じり、隠されたクイズを探すためにレインボーハウスの中を歩き回りました。 

その後はいつものじゆうじかん。家族や学校のことを話す姿や、普段は出来ない遊びで大きなエネルギーを表現する子どもたちの姿を見ることができました。クリスマスケーキを一緒に食べたり、サンタの帽子を一緒に被ったり、仲間と共にクリスマスを感じる一時となりました。 
最後にはサンタクロースが登場。プレゼントをもらい、一緒に写真を撮り、日常とは少し離れた時間を過ごしました。 
子どもたちからは、ここでしか見せることが出来ない姿があることや、ここでしか出会えない仲間がいることを言葉にして教えてくれ、様々な想いのつまった1日となりました。 

 

仙台レインボーハウス

仙台レインボーハウスでは、12月11日(日)にクリスマスワンデイプログラムを開催しました。

最年少の子どもは年長児。コロナ禍で参加が遠のいていたご家庭が3年ぶりに参加しました。

「久しぶり」「見ないうちに大きくなったね」という会話を交わし、レインボーハウス内にある身長の記録では、2015年に記した記録を見つけ、7年で50センチ以上身長が伸びていることに気づき驚いていました。 
多目的ホールで汗をかいて遊ぶ子どもたちを眺めながら、保護者同士が子育てのこと、ご自身のことなど話している姿が印象的でした。 

昨年に引き続き今年もVivo²(注)の音楽会と朗読会がありました。素敵な歌声や音色に癒され、ウクライナ民話の世界に引き込まれ、特別な時間となりました。 

 

演奏会の様子

 

プログラムの最後には、レインボーハウスにご寄贈いただいたプレゼントを子どもや保護者に贈りました。その際、「応援してくれている人がいるんだよ」と多くの気持ちが集まって開催できていることを伝えました。 
玄関を出るときに、「また、来年」「良いお年を」を互いに声を掛け合っている光景は、「つながり」を感じました。 

 

ボードゲームをする子どもの後ろ姿

 

(注)Vivo² 
東北を中心に活動している音楽団体。
震災後は、東日本震災復興支援演奏会などを主催している。代表、岩城美和氏。  

あしながレインボーハウス(東京)

あしながレインボーハウスでは、12月11日(日)、18日(日)にワンデイプログラムを開催。2日間で約50名の子どもと保護者が参加しました。

館内はクリスマスらしく、ツリーやガーランドでカラフルに装飾。「雪だるまボーリング」「雪だまいれ」「トナカイわなげ」など、冬らしい遊び道具も準備しました。

サッカーやバドミントンで身体を思いっきり動かしたり、プラレールやボードゲームで遊んだり、それぞれが自由に過ごしました。ホールでは、元気に走り回る子どもたちの笑い声が響き渡りました。

 

 

おはなしの時間には、子ども、保護者ともにクリスマスカードを作成

クリスマスカードづくりをする子ども達

それぞれ大切な人への想いをつづりました

 

最後は、ご寄付でいただいたおもちゃなどをサンタさんからプレゼントし、大賑わいとなりました!

 

サンタクロースからプレゼントをもらう女の子

 

今年最後のプログラム、子どもたちの楽しそうな表情をたくさん見られてとても嬉しく思います。

レインボーハウスにつながっているみんなが、すてきなクリスマスを過ごせることを願っています。

 

 

投稿者

小宮山 千聖

あしながレインボーハウス開設当初より、学生ファシリテーターとして活動に携わる。長く闘病中だった父親の死を機に、「死別を経験した子どもたちがありのままに安心して過ごせる居場所を支えたい」との思いで2014年入局。 プログラム企画と運営を主に担当する。現在2児の母。

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