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【3年半ぶり全国一斉開催】春の学生募金のオープニングセレモニーを開催しました

4月22日(土)から全国約150か所で実施される「第105回あしなが学生募金」の全国オープニングセレモニーが20日、東京都の新宿駅西口(旧小田急百貨店前)で開催されました。セレモニーには学生募金事務局の谷口和花菜事務局長(大阪教育大学3年)や首都圏在住の学生6人が参加し、3年半ぶりの全国一斉開催となる街頭募金のスタートを飾りました。

 

 

 

 

谷口事務局長はセレモニーのなかで「私自身、中学3年生の時に母親を自死で亡くした遺児の1人です。高校1年生の時には父親とも離別することになり大学生の姉と2人で生活することになりました。お金の問題は大きく、自分たちだけではどうすることも出来ない。でも誰を頼っていいのか分からない。そんな時にあしなが育英会の存在を知り、奨学金を受けることが出来たおかげで大学に進学し、困っている子どもを助けたいという将来の夢を追うことが出来ています」と自身の経験を語りました。

さらに「周りよりも少し早く親を亡くしたから、親が障がいを負っているから、将来の夢を諦めざるを得ないという子ども達がたくさんいます。奨学金を必要とする悲痛な声は多く届いており、日本中、そして世界中にいる遺児を支援するためには、まだまだ支援が足りていない状況です。私たちは今週末から、一人でも多くの遺児を救うために、全国で一斉に声をあげます!」と、全国一斉での街頭募金の再開を、力強く宣言しました。

 

 

歴代の学生募金事務局長が受け継いできた「あしながさんの帽子」をかぶり、マイクを握る谷口事務局長

 

 

続いて声をあげたのは、このセレモニーが行われた学生募金事務局首都圏エリアのエリアマネージャーを務める大隅有紗さん(慶應義塾大学3年)です。大隅さんは報道機関のカメラが向けられる中、「お金があっても勉強しない人、勉強したくても環境が整っていない人。様々な人を見てきましたが、教育でしか人は変われないと思います。教育を受けるためにはお金が必要です。あしながさんのおかげで、私は今の大学に入ることができました。私だけでなく、後輩遺児たちも負の連鎖から抜け出してもらえるよう、奨学金を届けていきたいです」と、堂々と支援を呼び掛けました。

 

 

大隅さん(左から2番目)が率いる首都圏エリアは、全国9エリアのなかで最多の44か所で募金を実施する

 

 

また、セレモニーの中では、困窮する遺児家庭の現状を社会に発信するため、あしなが育英会の奨学金申請書に書かれていた、遺児やその保護者の声を紹介。「パートで働いていた母が亡くなり、収入が無くなりました。無職の父は何とか就職しようと求職活動をしていますが、就職できても障がい者雇用の短時間の勤務しかできないので、兄と私の進学には奨学金が必要だと思い、申請させていただきました」、「私の家は母子家庭ですが、母の病気のため生活保護で視生活しています。進学して、勉学や部活をがんばり、しっかり社会の一員となり自立して生きていきたいので、あしなが育英会(奨学金)を希望します」など、奨学金を求める切実な生の声を、学生が代弁しました。

 

 

生の声を代弁する学生

 

 

22日から全国で始まる街頭募金では、各地の学生たちが「一人でも多くの遺児に奨学金を届けるために」と、支援を呼び掛けます。その声に耳を傾けていただき、募金にご協力くださいますよう、よろしくお願いします。

 

 

都道府県ごとの実施日程・場所はこちらの記事からご覧いただけます。

 

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