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【ひと】兵庫での街頭募金復活に向けて Part 3/神戸新聞も取材

2022年5月から12月まで、全国47都道府県をリレーでつなぎ寄付を募るあしなが学生募金 全国募金リレー。7月9日(土)には京都府と兵庫県で実施されます。

兵庫は募金の実施場所が11か所と全国で2番目に多く、そのためあしなが学生募金事務局の学生たちは兵庫東(阪神地域)、神戸、兵庫西(姫路・明石)の3地区にわかれて、街頭募金の準備をすすめています。一昨日から3日間、この県内3地域での街頭募金の復活に向けて奮闘する学生を紹介しています。

最終日の今日はあしなが大学奨学生で、学生募金事務局の神戸ブロックマネージャーを務めるかんなさんを紹介します。

 

 

 

大学2年生のかんなさんはだんじりで有名な大阪府岸和田市出身。現在は神戸市にあるあしなが育英会の学生寮「虹の心塾」に住みながら、大阪の大学に通っています。そんなかんなさんは、小4のときに父親を大腸がんで亡くしました。

がんが発覚したのは、かんなさんが2歳の時。以来8年間にわたる闘病生活を続けてきました。当時のかんなさんは、父の入院する病院が遠いからと、闘病中の父に面会することが億劫に感じていたこともあったそうです。「明日は行こう、明日こそ行こうと後回しにしているうちに、父に二度と会うことが出来なくなりました。後悔してもしきれませんでした」と当時を振り返るかんなさん。心に大きな傷が残りました。

 

 

まだお父さんが元気だったころの思い出の一枚。かんなさんは当時1歳(2004年7月)

 

 

そんなかんなさんを変えたのが、あしなが育英会の小中学生遺児の心のケアプログラムでの出会いでした。プログラムで出会った大学生のお姉さんに「後悔することももちろん大事だけど、前を向いて挑戦することも大事だ」という言葉をかけられ、かんなさんはハッとしました。後悔することを恐れ、何事にも挑戦することができていなかったかんなさん。この言葉がきっかけとなり、前を向けるようになったといいます。

 

 

全国小中学生遺児のつどいに参加した、当時中3のかんなさん(左から3番目)。右に写る親友のさわはさんも今、仙台で学生募金の活動に携わっている(2017年7月)

 

 

その大学生のお姉さんは、学生募金事務局のメンバーとしても積極的に活動していました。かんなさんもお姉さんへの憧れから、高1の時から街頭募金に参加するようになり、大学生となった現在は学生募金事務局の神戸ブロックマネージャーを務めています。

 

 

2021年12月に、2年ぶりに実施された元町駅前での街頭募金。かんなさんも参加した

 

 

2021年12月、兵庫ではコロナ禍で中止していた街頭募金を、 2年ぶりに実施することができました。しかしながら実施は元町駅前のみで2時間だけと限定的であり、遺児たちの進学を守る為には街頭募金を本格的に復活させる必要があります。そのためにかんなさんは仲間たちとミーティングを重ね、準備を進めています。

「奨学金の財源もひっ迫し、奨学金を必要とするすべての遺児が奨学金を受けることが出来ない現状です。奨学金がなければ、自分の人生の選択肢を狭めざるをえない状況に晒されます。学習意欲があっても金銭面の問題で、進学が出来ない、挑戦するチャンスすらもらえない、そんな遺児を1人でも減らすために、全力で募金を呼びかけます。神戸の皆さん、ご協力をお願いします!」とかんなさんは力強く語っててれました。

 

 

コロナ禍前のJR三ノ宮駅での街頭募金(2019年10月)

 

 

神戸新聞がかんなさんを取材しました

本日7月7日の神戸新聞の朝刊で、かんなさんが紹介されました。

同紙のWEBサイト「神戸新聞NEXT」で全文をお読みいただけます。

神戸新聞「コロナ禍、物価高…遺児家庭の困窮訴え 父亡くした女子学生、街頭募金で支援呼び掛けへ」

 

 

兵庫の募金は7月9日(土)

兵庫での募金は7月9日(土)の10時から13時に、西宮北口駅前、JR尼崎駅前、JR芦屋駅前、住吉駅前、三宮駅前、元町駅前、姫路駅前、六甲駅前、六甲道駅前、明石駅前、名谷駅前で実施予定です。みなさんに街頭でお会いできるのを楽しみにしています。

また、街頭以外でもご寄付を募っています。クレジットカード、銀行振込、口座引落などでご寄付が可能です。現在兵庫県内では、全国で3番目に多い531人の遺児が奨学金を必要としています。ご寄付で遺児の進学を支えてください。よろしくお願いします。

 

 

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これまであしながさんのご支援のお陰で11万人の遺児が進学の夢を実現しました。

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