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アフリカ奨学生が『アフリカ系の最も影響力のある100人(40歳以下の部)』に選ばれました!

このたび、ウガンダ出身の100年構想生アポロさん(国際基督教大学4年生)が、“Most Influential People of African Descent: MIPAD – Global 100 Under 40, Class of 2024(2024年アフリカ系の最も影響力のある100人・40歳以下の部)”に選ばれました!

父を亡くし、働きながら学校に通った子ども時代

アポロさんは4歳の時、父親を心臓発作で亡くしました。家族の収入が少なく、小学生の時は金属くずなどを集めて生活費の足しにする日々。学校に行けない日も少なくありませんでした。しかし、アポロさんは、地元ナンサナにある「あしながウガンダレインボーハウス」の支援を受けながら、懸命に勉強を続けました。そんな努力が実り、高校を卒業。その後、「あしながアフリカ遺児高等教育支援100年構想」奨学生に採用され、日本への留学を果たしました。 

若者の力を社会変革に活かしたい!

アポロさんは2022年12月、NPO「Signals from the Grassrootsを創設。学業の傍ら、代表として熱心に活動しています。この団体が目指すのは、SDGsの達成に向けた取り組みに若者の声を反映させること、社会に変化をもたらしたいという情熱を持つ若者と、支援を必要とする地域社会のニーズを結び付けることです。国連の「ハイレベル政治フォーラム」に登壇するなど、アポロさんの精力的な働きにより、現在では、5大陸54か国から4,000人以上の青年会員が参加するワールドワイドな活動にまで成長しました。

 

国連本部で開催された「ハイレベル政治フォーラム」でスピーチするアポロさん(2023年7月)

 

アポロさんは自らの活動と志を、23年11月に行われたイベント「青少年『志』プレゼンテーション大会」で熱く語り、全応募者3,320人の中から最優秀賞(2人)と環境大臣賞に選ばれました。

>>>「若者の力と社会をつなぐ」ウガンダ出身留学生アポロさんの志が最優秀賞

「アフリカ系の最も影響力のある100人」が意味すること

このような世界的に影響力のある活動が評価され、アポロさんはThe Most Influential People of African Descent-MIPAD“Activism and Humanitarian(行動主義・人道主義)”カテゴリーで、「2024年アフリカ系の最も影響力のある100人(40歳以下の部)」の一人に選出されました。 
 
国連決議68/237による、2015年から2024年を「International Decade for People of African Descent(アフリカ系の人たちのための国際的な10年)」とする宣言を受けて、MIPADは、各分野において素晴らしい業績をあげたアフリカ系の方々の顕彰をしています。過去の選出者の中には、バラク・オバマ元米国大統領や女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手も名を連ねています。 

 

アポロさんが在籍する国際基督教大学でも、このニュースを取り上げていました。

 

アポロさんの活動にご興味をお持ちですか?

「Signals from the Grassroots」のYouTubeチャンネルでは、社会を変えたいという熱意を持つ若者の声を発信しています。(英語のみ)


2024年の夏は、新しいプロジェクトの“Keep her in school with a reusable sanitary pad”(再利用可能サニタリーパッドで、生理でも学校に通おう)を実施予定です。ウガンダでの勉強合宿に参加する第10期100年構想候補生や、海外留学研修でウガンダ渡航予定の日本人研修生らも巻き込み、計画が進んでいます。

ご興味をお持ちの方は、ぜひYouTubeチャンネルをのぞいてみてさい。

 

アポロさんよりメッセージ

 

「お金を寄付するというかたちだけではなく、Signals from the GrassrootsのYouTubeを視聴していただくだけでも支援になり、女の子たちの生活を変えることにつながります!ぜひご覧ください」

 

アフリカの未来を担う次世代リーダーを育成するプログラム

あしながアフリカ遺児高等教育支援100年構想」は、サブサハラ・アフリカ地域49か国から優秀な遺児を選抜し、世界の大学に留学する機会を通して、母国の発展を担うリーダーを育成しようという取り組みです。アポロさんのような次世代のリーダーを数多く輩出できるよう、今後もアフリカ遺児たちが持つポテンシャルを開花させられるようサポートしていきます。

 

「留学生のつどい2024」に参加した100年構想奨学生と日本人奨学生(2024年3月)

 

>>>「アフリカ遺児支援レポート」で100年構想生の活躍を知る

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